- 毎月の貯金をもっと増やしたい
- 収入が少なくて貯金ができない
- 収入は十分あるはずなのに貯金が増えない
今の収入では貯金ができないよ〜
貯金ができないのはきっと収入のせいじゃないよ
毎月の貯金額を1万円増やすことができれば、欲しいものに早く手が届いたり、資産を大きく増やすことができますよね。
実は、毎月1万円というのはそこまで難しいことではありません。
要点を押さえて収支をコントロールすれば誰でもすぐに実現可能です!
毎月1万円の余力を作る方法は主に2つあります。
- 収入を1万円以上増やす
- 支出を1万円以上減らす
本記事では、誰でもすぐに毎月の貯金額を1万円増やす方法を紹介していきます。
収入を増やす方法
毎月の貯金を1万円増やすためには、文字通り収入を1万円増やせばいいですね。
- 昇給する
- 転職する
- 残業する
- 副業する
簡単に書きましたが、実践するのは簡単ではありません。
また、これらの収入を増やす行為は貯金を増やすための取り組みではなく、能力や成果に応じた待遇になるという結果にすぎません。
収入を増やしにくい職業もある
『仕事を頑張れば収入が増える』というのは大抵の会社で共通している認識かと思います。
しかし、一部の職種ではどれだけ頑張っても収入が増えません。わかりやすい職業では公務員や教員が該当します。
教員の収入増について簡単にまとめました
収入を増やすには…
- 成果を出して昇給
- 残業して収入を増やす
- 副業を始める
教員の場合
- 年齢と勤続年数で給料が決まる
- 残業代は出ない
- 公立学校は×(私立は規定による)
このように、収入を増やす手段がありません。
教員以外でも、そう簡単に収入を増やせないという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
では考え方を変えて、収入を増やすのではなく支出を減らす工夫をしてみましょう。
収入を増やす=支出を減らす
貯金ができる金額は単純に『収入−支出』で残った分となるので、収入を増やすことと支出を減らすことは貯金において同じ効果があるということになります。
では、収入を1万円増やすことと支出を1万円減らすことはどちらが簡単ですか?
手取り収入を1万円増やすためには実際には1万2000円程度の収入増が必要です。なぜなら、収入から税金などが差し引かれた金額が手取りとなるからです。あなたの職場ですぐに収入を1万2000円以上増加させることができますか?
私の職場だと1〜2年後の給料だよ(泣
一方で、1万円の支出を減らすことはどうでしょうか。
毎月の支出のうち、不要なものは一切無いと言い切れる人は少ないはずです。それだけ多くの人が必要ではないものにお金を使ってしまっています。
その無駄を削減するだけで簡単に1万円以上の支出を減らすことができます。
今日からすぐに実践して、1万円分の支出を貯金に変換しましょう!
支出を減らしたら収入が増えたと思おう
支出を減らすための倹約はケチケチしているように感じて胸を張って続けられないという人は、考え方を変えてみることも大事です。
例えば、不要な買い物を控えて3000円分の支出を減らしたときには、3000円分収入が増えたと思いましょう。
節約は立派な資産形成です。卑しいと思われてしまうことを恐れず、モチベーションを保って継続していくことが一番大切です。
ケチだと思われないバランスが大事だよね。
支出を減らす具体的な方法
では、具体的に支出を減らす方法を紹介していきます。
本記事では今日からすぐに実践できる方法として、固定費を削減する以外の方法を取り上げます。
①外食の頻度を減らす
ここ一ヶ月で何回外食に行きましたか?
はっきりと数えられない場合はここに支出削減の余地があります。
外食の金額は何を食べるかで大きく変わると思いますが、牛丼やラーメンでも500〜1000円程度はかかります。ファミレスでも最近は1000円以上は必要になりました。飲みや後輩への奢りなどが加わると、『外食』というカテゴリの支出に毎月数万円かけているはずです。
外食の支出を減らすための考え方はいくつかありますが、まずは自炊が面倒くさいから外食で済ませるということをやめましょう。
仕事が忙しくて帰りが遅くなる時にラーメン屋に入ってしまうことはありませんか?私も気持ちはよく分かりますが、簡単なものでいいので家でご飯を食べるようにした方がいいです。
「ラーメンが食べたいんだから余計な口出しするな!」と言いたくなるかもしれませんが、冷静に考えてみてください。
忙しいからご飯を外で済ませるという理由での外食は、支払った金額に見合う満足感を得ることができません。ただ食事をこなしただけなので、一過性の幸福感で終わってしまいます。コストを考えると、手間がかかってでも家で食べた方がお得です。
ただし、外食の全てを否定するわけではありません。好きなものを食べることは人生を充実させるために重要な要素なので、我慢せずに食事にお金をかけていいとも思います。
行き当たりばったりの外食をやめて、娯楽として計画的に食事に行くように心がけることが一つ目のポイントです。
『外食で済ませる』という感覚は持たない!
外食は嗜好品として万全な状態で楽しむこと!
飲み会や友人との食事、後輩への奢りで出費が嵩むことも、付き合いなので仕方がないでしょうか?
そういった付き合いはコミュニケーションが目的のはずなので、食事の内容にこだわる必要はありません。ましてや、数千円も払って飲み放題なんて浪費もいいところです。食事でコミュニケーションを取るために高い金額を支払うことは、目的と過程が一致していません。
酔って本音で話すことを美徳としている年代もいるようですが、そのような考えは若年層の資産形成において邪魔でしかありません。
少なくとも、同年代近辺であまり気を使わなくていい付き合いはファミレスで十分です。食事をしながら会話することが目的なので、場所にコストをかけずにコミュニケーションを充実させるべきです。
不要な飲み会、食事会には行かない!
人間関係にアルコールは不要!会食はファミレスが◎
飲み会には行かず、たまに行くコミュニケーションの場はファミレスにする。自炊が面倒臭いという理由での外食はしない。これらの行動を徹底することで、食事の満足度を保ったまま外食に関係する支出を削減することができます。
基本は自炊で、息抜き程度に外食するのが心の健康にいいよ
②安い粗悪品を買わない
「倹約家は高いものを買わずに安いもので済ませている。」というのは倹約家ではない人の思い込みです。
事実、倹約家は安いだけものを買いません。正確には安くていいものを買います。金額と金額相応の価値があるかを総合的に判断して、買うに値するかを吟味しているのです。
安い商品としてイメージしやすいのが100円均一ショップの商品です。ただし、100円均一の全てが粗悪品ではありません。筆者も100円均一に行き買い物をすることがあります。
100円均一で買い物をするときは『自分にとって100円以上の価値があるか』を判断材料にするといいでしょう。
筆者が100円均一で購入している物と、購入しなくていいと考えているものをいくつか紹介します。
紙ごみを捨てるための紙袋 | 紙袋は他で入手する方法が安定しない |
味付けたまごを作る容器 | 調味料の節約になり、他で売っていない |
綿棒などの消耗品 | 個人的に品質に拘らない物は安くていい |
食器類 | 薄くて割れやすい |
ライトなど電気回路を含むもの | 作りがチープで壊れやすい |
インテリアや小物関係 | 少しだけだと地味で結局捨ててしまう |
このような判断基準で価値を測ることができれば、無駄な買い物を減らして支出の削減につながります。
100円均一で買い物するだけでは倹約にはならないんだね
③良い物を長く使う
安い粗悪品を避けることができたら、次は良い物を長く使うことを心がけましょう。
難しい理論はありません。物は壊れたら買い直さなければならないので、壊れないように大切に扱えばいいだけです。
ただし『勿体無い病』とは違います。道具を壊れるまで大事に使い続けて、壊れて買い替えた時に前に使っていたものはきちんと捨てましょう。
良い物を長く使う
- 実際に使っているから捨てない
- 買い替えたら捨てる
勿体無い病
- 実際に使っていないけど捨てられない
- まだ使えるかも…?で不用品が増える
壊れなければ買い替えないよ!今の道具を長く使おう!
また、長く使うことが予想できるものを購入するときは、高くても良い物を選び大事に使用して長持ちさせることが結果として支出の削減につながります。
例えば家電などの買い替えがそれに当たります。電化製品は数年単位で使用し続けるものなので、短期で買い換えることは予想しないはずです。
壊れたら買い替えなければならない以上、まずは壊れにくい商品を選びましょう。壊れにくさは価格に表れます。安い商品は類似商品に比べて耐久性が削られてしまうことが多いため壊れやすく、高いものは壊れにくい傾向があります。長く使うことを考えて、安いだけの商品を買わないようにしましょう。
また、家電は購入価格のみではなく使用時に継続的にかかるコストが存在します。洗濯機の場合は電気代、水道代、洗剤代などです。高価でも性能のいい洗濯機であれば、電気代、水道代を節約し、少量の洗剤で済むため結果として日々の使用料が安くなります。長い期間で考えると、ランニングコストを抑えられる高価な家電の方が支出が少なく済みます。
物は壊れないように大切に扱い、壊れたらきちんと捨てる
長く使うものは耐久性が高く、使用コストが低くなる物を買う
物を大事に使うことは倹約なんだね
④コンビニではなくスーパーで買い物をする
日々の支出の中で積み重なって大きな出費になってしまうものが、コンビニでなんとなく購入してしまう物です。
- ご飯
- お菓子
- 日用品
- コーヒー
コンビニの商品はスーパーと比較すると割高です。こうした物の購入にコンビニは利用せず、定期的にスーパーで必要な分をあらかじめ調達することが支出削減の鉄則です。
ご飯は自宅で作ることを心がける。コーヒーも自宅で淹れて持ち歩く。洗剤などの日用品は切らさないように残量を確認して買い足す。こうした取り組みの積み重ねによって、「コンビニで間に合わせよう」という判断をしないようにできます。
買い物は全てスーパーですることを当たり前の習慣にしてしまえば、コンビニ商品の割高さに気づくことができます。
170円や150円を思い浮かべた方は要注意です。自動販売機やコンビニの金額が基準になってしまっているので、コンビニの割高さに気づけていません。
当然物価は変動しますが、2024年現在スーパーでは100円を切ります。98円や78円の値札はよく目にします。
『スーパーが安い』のではなく『コンビニが高い』のです。今日からスーパーで買えるものをコンビニで買うことをやめましょう。
スーパーでのまとめ買いは持ち帰れる量に限度があるので、自然に不要な物を買わなくなります。そして不要なものとして淘汰されるのは今までコンビニで購入していた物です。そもそもコンビニで買っている物は生活にとって対して重要ではないことが多いので、買わなくなっても生活水準は変わりません。節約でも我慢でもありません。
『コンビニで買う→スーパーで買う→買わない』倹約家へのステップだよ
⑤ネットショッピングは買うとき以外見ない
ネットショッピングは利用者の購買意欲を掻き立てる様々な工夫が凝らされているので、見ているだけで色々な物が欲しくなってしまいます。欲しいものが安くなっていると気軽に購入してしまいますよね。
そんなネットショッピングで注意するべき点は次の通りです。
欲しいものリスト | 一時的な購買意欲をずっと忘れさせない |
使いやすいサイト | 気軽に閲覧できて欲しいものを探してしまう |
AIによる学習 | あなたへのおすすめ。この商品を買った人は〜 |
期間限定セール | 今すぐに買う決心をつけさせる |
〇〇円以上購入で特典あり | 後少しで届きそうな時に不要な物を買うことになる |
あたり前の機能かもしれませんが、全てあなたの購買意欲を高めて『カートに入れる』ボタンを押させるための工夫です。
個人的に一番危険だと思っているのが『欲しい物リスト』の存在です。
サイトが使いやすくて色々な商品を見て回った結果、商品が欲しくなってしまうことだけではまだ支出になりません。そうして一時的に欲しくなってしまっただけの商品を『欲しい物リスト』としてブックマークできてしまうことが問題です。欲しい物としてプールしておくと、その商品がセールになった時に通知が来るなどユーザーに伝えてくれます。そうすると、「欲しかった商品が安くなってる!」と感じて迷わずに購入してしまいますよね。
購入した側からすると、何も損していないどころかお得に買い物ができたと思うことでしょう。しかし、実際はその商品は本当に欲しい物ではなく、ウィンドウショッピングした時に「これいいな〜」と感じた程度の物です。本来であれば、「これいいな〜」と思う物は数日経ったら存在を忘れる程度の物です。つまり、買う必要のない物です。
その一時的な「欲しい」をリストにして永続的に思い出させ続けるのが、『欲しい物リスト』の恐怖です。
こうしたネットショッピングでの浪費を防ぐ方法は簡単で、あらかじめ買うと決めていた物以外はネットショップで購入しないことです。サイトの閲覧自体控えた方がいいでしょう。
ただし、ネットショッピングを否定しているわけではありません。私もAmazonユーザーです。自分で店頭に足を運んで購入するより安い商品もありますし、身近では購入できない物はネットショッピングで購入しています。
支出を減らすためには『不要な物を購入しない』ことです。ネットショッピングにはユーザーの購買意欲を高めて、「いい買い物をした」と思わせる工夫が存分に凝らされています。その工夫ををかわして、本当に必要な物を賢く購入することが大切です。
確かに、欲しいものリストの商品ってよく考えるといらないかも…。
⑥支出を管理する
最後の方法が毎月の支出を確認する癖をつけることです。
頑張って支出を減らす取り組みをしても、実際にいくら得したかを確認しなければ自己満足で終わってしまいます。
倹約は具体的な数値で見ることができ、数値で確認することでモチベーションが上がりさらに倹約を加速させることができるという好循環を秘めています。これを活用しない手はありません。
まずは、先月何にいくら支払ったかを確認してみましょう。レシートがなくてもクレジットカードの明細があれば十分です。
次に、本記事で紹介した支出を減らす方法を実践して、毎月の支出がいくらになったかを確認しましょう。間違いなく支出が減って貯金に回せる金額が増えているはずです。
この増えた金額が、あなたが倹約を頑張った功績です。ちょっとした考え方の工夫だけで多くのお金を残すことができるようになると、「もっと増やしたい!」思えるようになるはずです。
毎月の支出の平均を把握し「今月はよく頑張った」、「今月は支出が多かった」など省みるためにも支出の把握は必須です。家計簿アプリなどがよく進められているので、無料のアプリから始めてみるのもいいでしょう。
支出をクレジットカード1枚にまとめるのもおすすめだよ
毎月の貯金額を増やす考え方は次の通りです。
- 収入を増やす=支出を減らす
- 外食を減らす
- 安い粗悪品を買わない
- いいものを長く使う
- コンビニは使わない
- ネットショッピングは買う時だけみる
- 支出を管理する
少しずつでも支出を削減して、貯金額を増やしていきましょう。
ありがとうございました。